人間関係を楽にする「少し苦手な人」とのかかわり方
少し苦手なあの人との関わりが楽になったエピソード
私の苦手な人は現場の介護スタッフや他のケアマネからは、「机上でしかケアプラン作成してないくせに偉そう」と陰口をたたかれている人でしたが、上司からは気に入られている。一方で私はというと、何でも言いたい放題で上司からは疎まれているけど、現場の介護スタッフや同僚のケアマネには懇意にされているケアマネでした。彼女と私は真逆のタイプだったのです。
その頃、プライベートで学んでいたコーチングや心理学のセミナーで、『苦手な相手は自分の鏡』、『自分と同じ資質があるから嫌悪する』、『自分で認められてないものを表現している相手だからこそ反応(怒る)する』などを学びました。「あんな性格の悪い人と私が同じなんて有り得ない!」と到底受け入れられません。「相手は上司から好かれていて、私とは真逆だし!」とその学びには反発しました。『苦手な相手は自分の鏡』という考えが全く理解できなかったのです。
あけましておめでとうございます。三田村薫です。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
お正月は、いかがお過ごしでしょうか?
今年も新型コロナウイルス感染拡大するなかで、新しい年を迎えることになりました。
“当たり前”に制限がかかるようになってから、会いたい人に会えない、話したいときに話せない、目元だけのコミュニケーションに不安感や焦燥感が募ると感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
心理学では、ネガティブな感覚・感情はアウトプットすることが癒しに繋がると考えます。
アウトプットとは、「出力」という意味でつかわれますが、自分の内面を出力する、表現する、話すには、まず内面にある感覚・感情をキャッチして、その感覚・感情を適切に言語化する必要があります。
ですが、感覚・感情をキャッチすることが得意な右脳型の人は、言語化する左脳的な作業が不得意な傾向にあります。一方で自分の考えを言語化することに長けている左脳型の人は、感覚・感情をキャッチすることが不得意な傾向にあります。
自分の内面をキャッチして適切にアウトプットするためには、右脳or左脳のどちらか一方ではなく、両脳のバランスが必要なのです。
コロナ禍となり、私たちの日常や働き方も変わらざるを得ませんでした。そんな変化の時代に対応していくために、左脳型or右脳型のあなたにも両脳を柔軟に活用するためのセミナーを企画しました。
コロナ禍で混沌とした社会でも柔軟に対応していくためのヒントを提供するセミナーです。オンライン開催で全6回。2022年 3月スタートですが、今月29日に『なりたい自分になるための願望実現セミナー』をプレ・セミナーとして開催します。
詳細:「変化の時代にチャンスをつかむための直観力の使い方」―思考と感情を活用するセルフ・チームビルディング
また、春初には『困ったご利用者につかえる介護スタッフのためのコミュニケーション術(同文館出版)』を発刊予定です。介護現場で実際に私が体験した困ったご利用者、ご家族への対応を書かせていただきました。
本書は、介護現場のみならず、部下育成や顧客対応で頭を悩ませるビジネスパーソンであれば、どなたにも「あるある」と頷いていただける内容になっています。手にとっていただけますと幸いです。
最後になりましたが、本年も学びをご一緒できますことを切に願っています。
今年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
幸多き一年になりますよう心よりお祈りいたします。実り多い一年になりますように。
三田村薫
「変化の時代にチャンスをつかむための直観力の使い方」―思考と感情を活用するセルフ・チームビルディング
左脳型 or 右脳型のあなたも!柔軟に両脳を使うためのコラボセミナーのご案内です。
コロナ禍となり、身近な現実が大きく変わってしまいました。そして、私たちの働き方や生き方も変化を余儀なくされています。
そんな変化の時代に対応していくためのセミナーを企画いたしました。
変化するためには、気づき、理解するということが欠かせませんが、実際に行動していくことも大切になります。6か月間の講座中は毎月課題が出され、日常で実践していただきます。
実際にやってみて、うまくいったこと、できなかったことから学びつつ、最終回のあとは個人セッションで今後につなげていくという流れになっています。自分を変えたいと願っている方なら、どなたでもご参加いただけます。
特に、めまぐるしい変化の中で目標が見つけられない、感情や生活習慣をコントロールしたい、自分を立て直し、可能性を開花させたい方にはおススメです。
プレ・セミナーのご案内
「なりたい自分になるための願望実現セミナー」
新年を迎えると、今年の抱負や目標を強い決意と共に「今年こそ!」と意気込んで決めませんでしたか?
ところが実際は、お正月の三が日も過ぎると計画通りに実行されないまま、「明日がんばればいいか…」と先延ばしすることを正当化する思考がグルグル…。そして仕事が始まれば、あんなに強い決意で描いた「なりたい自分」のことなんて、すっかり忘れてしまって、「また変われなかった…」と自分にガッカリした経験はありませんか?
願望を軽々と実現する人と何年も「いつか!」と願い続けても実現されない人の差はどこにあるのでしょうか?
本セミナーでは、今年こそ「なりたい自分」に近づくための願望実現のコツをお伝えします。
「セルフ・チームビルディングとは?まず始められることは?」
第2回2022年 2月13日(日) 9:30~12:00
受講料 3,000円(税込)(オンラインでの開催です)
メイン講師:岩田和美組織のチームビルディングのことが話題に上ることが多くなっています。メンバーが能力を発揮できるような環境があり、個人の力が制限されないとき、チームの力は最大化されます。セルフ・チームビルディングとは単に自分自身をコントロールすることではありません。キーワードはやはり「気づき、理解すること」です。本当の自己理解から本来の能力を発揮するためにまずできることをお伝えします。
本セミナーのご案内
■開催期間と回数 2022年3月~8月(6ヶ月間)全6回(1回2.5時間)
■開催曜日と時間 各回とも日曜日 9:30~12:00(多少延長する場合もございます)
■日程と内容
第1回 3月13日 「感情に気づく」
第2回 4月17日 「思考に気づく」
第3回 5月15日 「価値観・プログラムを理解する」
第4回 6月19日 「無意識の選択の意図を理解する」
第5回 7月17日 「発想力を磨き、ひらめきを活用する」
第6回 8月7日 「抽象化し、普遍化する」
全日程終了後、いずれかの講師の個人セッション付き
※ご欠席の回は、期間限定ですが動画視聴での振替えが可能です。
■受講料 88,000円(税込)内訳:6回の講座+1回のセッション
(お申し込み後、振込み口座をご案内します)
■講師
岩田和美(いわたかずみ)ライフコーチ / (株)神戸市民大学講座取締役、兵庫県立大学客員教授
三田村薫(みたむらかおる)コーチ・レジリエンストレーナー
『働く女性のレジリエンス力を高める』〜働き続けるための対処法~
どんな仕事であっても困難な状況に直面することがあります。ミスをしたとき、気持ちの切り替えができず、落ち込んで自分を責めてしまう…仕事のストレスで気分が沈んだり、くじけそうになる時、心を強く持ってしなやかに対応できる力を身につけませんか。困難な状況をしなやかに適応できる考え方やスキルを身につけましょう。
お申込み多数のため、受講者数が増席となりました!
ご興味のある方は、是非この機会にご参加ください。
毎年この時期になると、否が応でも一年間を振り返っては、時間の流れの速さにビックリしてしまいます。コロナ感染拡大で制限がある今だからこそ、あらためて“時間”について、しっかりと考えていきたいものですね。
さて、このたび弊社ホームページをリニューアルいたしましたのでご案内いたします。
弊社もコロナ禍になってから、オンラインセミナーが中心となりました。なかでもレジリエンスセミナーは、多くの方々や人材育成カリキュラムとして企業様から、お問い合わせいただく機会が増えました。
レジリエンスセミナーは、女性活躍推進の一環として導入していただけるように、女性のみのセミナーも承っております。“女性特有の立ち直り方”をお伝えします。ご相談ください。
また、リモートワークが増えて、より自分一人で考え、答えを出さなければならないと、切羽詰まっていらっしゃるビジネスパーソンや、先がみえない状況で自分に何ができるのか?と不安や焦燥感から、お問い合わせいただいた学生の方など、パーソナルコーチングセッションについても、お問い合わせいただく機会が増えました。
やはり、コロナ感染拡大の緊張感のある生活のなかでは、知らず知らずのうちに負担となっていることがあると感じています。
まだまだ制限のある生活がつづきますが、こんな時期だからこそ、柔軟に“時間“を創造していきたいものです。
弊社が少しでもお役に立てれば幸いです。
今後とも、コミュニケーションオフィス3SunCreate(サンクリエイト)をどうぞよろしくお願いいたします。
三田村薫
〜働く女性のレジリエンス力を高める〜働き続けるための対処法
どんな仕事であっても困難な状況に直面することがあります。ミスをしたとき、気持ちの切り替えができず、落ち込んで自分を責めてしまう…仕事のストレスで気分が沈んだり、くじけそうになる時、心を強く持ってしなやかに対応できる力を身につけませんか。困難な状況をしなやかに適応できる考え方やスキルを身につけましょう。
月刊DAY9月号の特集『デイでよくあるお悩み110番』にデイサービス・デイケアサービスでよくあるお悩みについて、対応策と予防策をご紹介しています。
事例1:ご利用者の息子さんが職員の手を触るなどセクハラ
ご利用者Aさんの息子さんが、送迎の際に「きれいな手だね」などと言いながら職員の手を触ったり、「うちに上がってお茶でも飲んでいかない?」などと誘ってきます。「ほかの方の送迎がありますから…」とお断りしていましたが、その後も「今度、ドライブに行かない?」などのセクハラ※が続くので困っています。職場にはまだ何も相談していません。
事例2:信頼関係は築けていると思うがご自宅に入ることは拒否
ご利用者Dさんのご家族は、普段は職員との関係も良好で、信頼関係も築けていると思うのですが、ご自宅に入ることについてはさまざまな理由をつけて頑なに断られます。ご本人から「できることは自分でしたい」と聞いているので、自立支援を進めるために個別機能訓練加算や入浴介助加算(Ⅱ)を算定しようと思い、丁寧に説明するのですが、ご家族がご自宅での活動の評価や浴室の評価をさせてくれません。
事例3:「相手の利用を断らなければ自分がやめる」と言い出す事態に
ご利用者のEさんとFさんはとても仲が悪く、ときどき言い合いのケンカになります。職員がそばに付いたり、離れた席に座る、カーテンで仕切るなどしているのですが、トイレやお風呂などの移動中にEさんがFさんを見かけると、「さっさと帰れ!」などと聞こえよがしに言うため、Fさんも腹を立て、「なんだと!お前が帰れ!」とケンカになってしまいます。とうとうFさんが「Eの利用を断ってくれ。あいつが来るなら、俺はもう利用しない」と言い出し、困っています。
事例4:守秘義務について説明しても口外してしまいご家族からクレーム
地域のボランティアのGさんは、クラフト制作の講師などを引き受けてくれたり、催し物の準備などもいろいろ手伝ってくれ、ご利用者の評価も悪くありません。しかし、個人情報の守秘義務などを伝えても、そのときは「そうですよね。それって大切ですよね」と理解した様子でしたが、家族や知人に「近所の○○さんが通ってたのよ。認知症なんだって」など、ご利用者のことやデイのことを話したようで、ご家族から「近所の人に父がデイに通っていることを知られた!」とクレームが入ってしまいました。
介護現場あるある問題に直面した際の事業所や職員の『疑問?』に対して、適切な対応策と予防策をご紹介しています。
手にとっていただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いします。
MARUZEN & ジュンク堂書店 梅田店で面陳列していただいていました!ありがとうございます。
本書は介護現場あるある事例をベースに困ったスタッフやご利用者・ご家族に対する対処法をご紹介しています。弊社のコーチング研修をお受けくださった方々のコーチングを職場に活かした体験談が掲載されています。どのように現場でコーチングを活かしていくのか是非”生”のお声をお読みください。
出版記念講演会のご案内
本書の出版を記念いたしまして講演会を開催することとなりました。コーチングをご存知ない方でもご理解いただける内容です。また、介護職や医療職に関わらず、どなたでもご参加いただけます。
【講演会内容】
●コーチングとは?
●コーチングの三要素
●質問の効果とは?
●問題がつくりだされるプロセス
●真のコミュニケーションの目的 など
【講演会概要】
『マンガでわかる介護職のためのコーチング〜介護現場の悩みを一挙解決! スタッフや利用者家族との関係を良くするための30の技術〜』出版記念講演会
●講演日:2021年 7月24日(土)
●時間:10時〜12時(30分程度延長する場合がございます。ご了承ください)
●形式:オンライン(Zoomを使用します)
●講演者:三田村薫(コミュニケーションオフィス3SunCreate代表)
●参加費:3,300円(税込み)
●定員:36名(※介護職や医療職に関わらず、どなたでもご参加いただけます)
●お申込みはこちらからお願いします。