
【場面1】昇級でモチベーションが下がるスタッフ 52ページ
【場面2】指示したことしかやらないスタッフ 53ページ
【場面3】「分かりました!」と言って分かっていないスタッフ 53ページ
【場面4】何回教えても覚えないスタッフ 55ページ
【場面5】事あるごとに「辞めます!」と言うスタッフ 56ページ
【まとめ】 57ページ
医療・介護現場では、「優秀なスタッフ」の思いもよらない退職が増えているというのが、ここ数年の傾向です。現場では、離職者を防ぐためのさまざまな取り組みがなされています。にもかかわらず、状況はあまり変わっていません。「うちは、コミュニケーションはとれている方だと思います」と言われる組織も、実際に現場に入らせていただくと、実はお互いの業務の情報交換(報連相)をしているだけということが多く見受けられます。介護職のためのレジリエンスセミナー ~しなやかに適応して生きる力を身に付ける~

【カリキュラム内容】
レジリエンスとは?
・心の「安全基地」の強化
レジリエンス思考術
・レジリエンス度チェック
・レジリエンスタイプ診断
・価値観の洗い出し ・願望実現のコツ
・ヒーローズジャーニー(英雄の旅)とは…
・経験学習サイクルセッション 他【セミナー概要】
日程:2023年9月06日(水)10:30~15:30 ( 受付 10:00~ )
講師:三田村 薫

若手・新入スタッフを段階的に育てる
マニュアルで一通り業務を覚えたあと、マニュアルの枠をこえた、その場にあわせた臨機応変な対応ができる若手・新入スタッフがいないことが、現場の課題となっています。マニュアルの枠をこえた発想がないということは、そのうち「なぜ自分がこの仕事をやっているのか?」と意味が分からなくなるタイミングが訪れます。なぜなら、マニュアル通りの仕事では、仕事での成長が実感できません。
前号でお伝えしたように入社時から転職を視野に入れている若手・新入スタッフにとって、自分の成長の機会がない組織に魅力を感じません。この話になると、経営者層と若手社員との働き方の考えにギャップがあることが明確になります。経営者層からすると、『自分の成長は自分で培うもの』という考えが土台にあるため、成長の機会がない組織と言われるのは不本意なのではないではないでしょうか。ですが、若手・新入スタッフからすると、自分の成長の機会を与えてくれない組織には魅力を感じないということなのです。また、経営者層の方々からは、「そこまでしないとダメなんですか?」ともご質問をお受けします。
人手不足で求人広告を出しても問い合わせすらない現状を考えると、今いる社員を辞めさない取り組みが必要です。採用に力を入れることも大切ですが、医療・介護業界に直近で必要なものは採用ではありません。今、いる社員が辞めずに、どう活躍してもらうか?法人として何をしたらスタッフが働き続けたいと思えるのか?そこを御座なりにしては、何も解決しません。
【4月号掲載内容】


若手・新入スタッフ育成で大切なこと ~社会背景に合わせた組織のコミュニケーション~
2022年12月15日の日経新聞に、「職場がホワイトすぎて辞めたい」と職場の“ゆるさ”に失望し、離職する若手社員が増えているという記事が掲載されました。終身雇用を望まず、入社時から転職を視野に入れている若手社員にとって、ゆるすぎる組織では成長の機会が奪われると感じるようです。
医療・介護現場は、慢性的な人手不足な上に、「優秀な介護スタッフ」の思いもよらない退職が増えているというのが、ここ数年の傾向です。現場では、さまざまな離職者を防ぐための取り組みをされています。にもかかわらず、状況はあまり変わっていません。
現場の管理者やマネジャーに「スタッフとコミュニケーションとれていますか?」とお聞きすると、「うちは、コミュニケーションはとれている方だと思います」と言われる組織も、実際に現場に入らせていただくと、実はお互いの業務の情報交換(報連相)をしているだけということが多く見受けられます。
昔は、「報連相」ができていたらOKという時代がありました。職場でのコミュニケーションを考えると、昨今のコロナ禍や働き方など社会背景が急激に変わっています。急激な変化の時代なのに、組織のリーダーとスタッフのコミュニケーションは変わっていないのではないかなと思います。
現代社会を考えると、新入社員の資質が変わってきていますし、外国人スタッフが増えてきています。また、「働き方」に対する環境や個人の感覚も激変しています。こういった社会背景に合わせた組織のコミュニケーションが図られていないことが、問題なのではないでしょうか?

【3月号掲載内容】
●若手・新入スタッフを段階的に育てる
●先輩やリーダーの若手スタッフに対する指導時の心構え
1.若手・新入スタッフの心が動くポイントの“違い”を理解する
2.若手・新入スタッフ一人ひとりの特徴を把握する
●タイプ別にみるコミュニケーションの特徴や学習パターン
3月号では、若手・新入スタッフの心が動くポイントの“違い”を理解することで、時間のない現場でも効果的に学ぶ方法をお伝えしています。次号では、若手・新入スタッフのタイプ別に合わせた、業務マニュアルで覚えたあとのフォローアップの方法をお伝えします。
お手にとっていただけますと幸いです。
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『若手・新入社員のためのレジリエンス”力”養成セミナー』
失敗しないようするのではなく、失敗を糧に成長する”力”を身につける
セミナー詳細は、こちらからご覧いただけます。
『介護職のためのコーチング研修 -1on1ミーティング-』
「時間がない」「人が足りない」「余裕がない」介護・医療現場だからこそ必要な1on1ミーティング
セミナー詳細は、こちらからご覧いただけます。私自身、主任介護支援専門員として困難ケースへの相談援助を行ってきました。
ご利用者の生活を支える介護現場ではハラスメントが日常的におこっています。まじめな介護職員は我慢してしまったり、自分が悪いのではないかと考えて離職に繋がることもあります。
介護現場のハラスメントには何かしらの要因があります。ご利用者が不快に感じることや怒りのスイッチが入るキッカケに気づければ、それを排除することでハラスメントを未然に防ぐことが可能になります。
日総研「認知症ケア2022秋号」特集8ページ掲載です!
介護現場のいわゆる“困ったスタフ”とのかかわり方
「わかりました!と返事をするくせに、わかっていない」、「何回も同じミスを繰り返す」、「何度教えても覚えてくれない」と一緒に働いているスタッフとどうかかわっていいのか、わからない!こんな困ったスタッフに頭を痛めているリーダーや管理者から、多くご相談をお受けします。
新人スタッフは「わかりました!」と言うけど、実際にはわかっていなくて失敗してしまう。そして、先輩スタッフやリーダーがやり直すことで二度手間になっている。二度手間になるぐらいなら、自分でやった方が早いとなると、新人スタッフは仕事を覚える機会がますますなくなってしまいます。とは言え、時間に余裕もなく、目の前のことで精一杯の現場では、新人スタッフが入ってきてから、チーム内の人間関係がギクシャクしているという現場は多いのかもしれませんね。
では、なぜ新人スタッフはわかっていないのに「わかりました」と言ってしまうのでしょうか?
3つのケースと解決策をご紹介しています。
【お申込み受付中】
『女性のためのレジリエンス思考術セミナー』をご受講いただいた方の受講感想の一部をご紹介します。

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すごくためになりました。以前に別の著者のレジリエンスの本では、フワッとした理解のまま、あまり自分へ応用できてなかったので、セミナーでじっくり話を聞いて、大変知識が充実しました。無意識に考えることは、かなり自分の過去の経験による解釈ばっかりで、事実と切り離せてないことがあり、自己同一も日頃意識しているが、まだまだあるので気をつけたい。もう少し時間をかけて話が聞きたいと思う。とても貴重なセミナーをありがとうございました。
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コーチングやカウンセリング、心理のことに興味があり、本を読んだりしていたがレジリエンスという言葉を初めて知った。心の中で起きていることを明確に教えてもらえた。ガチガチのセミナーではなく、わかりやすい例や話し方をしてくださることで、すっと自分の中に落とし込むことができた。ありがとうございました。
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質問の質が人生の質、衝撃な言葉でした。心が揺さぶられた。レジリエンス度診断チェックで、自分の自己肯定感の低さと一致していたこと。嫌われたくない、失敗したくないという価値観・プログラムと自分を同一化しているから自分が否定されたと感じるのだということ。わかりやすく説明していただき、ありがとうございます。
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やらないといけないと思いながらではなく、やってみようと思えるようになった。悩んでいる自分じゃなくて、悩んでいることと自分は別物と捉え、視野を広く持てるよう心掛けます。落ち込んでいるなと思った時に、価値観・プログラムと自分を同一化していないかを考えて、脱同一化を意識したいと思った。今後落ち込んでも立ち直りが早くなりそうな気がした。とても興味深くおもしろかったです。
【セミナー内容】
・女性リーダーのためのレジリエンス思考術
・レジリエンスとは?
・レジリエンス度診断チェック
・落ち込み事例:私の悪口を言ってるんだ…
・事実と解釈を区別する(演習)
・価値観・プログラムの洗い出し
・人は他人から傷つけられることはない
・落ち込み事例:嫌われたくない!失敗したくない!
・レジリエンスを鍛えるための質問集 他
【女性のためのレジリエンス思考術セミナー概要】
・対象者:全ての女性
・開催日時:2022年 9月24日(土)10時~12時 ※15分ほど延長する場合がございます。ご了承ください。
・受講料:5,500円(税込)※1名様の受講料となります。
・講師:レジリエンストレーナー 三田村薫
・形式:オンライン(Zoom会議システム)※アーカイブ配信はございません。ご了承ください。
・詳細・お申込みはこちらからお願いします。ご利用者の心身の状態や入退院の記録、通院日時、介護サービスの有無、介護サービス記録、介護計画書、服薬の変更、食事形態など、列挙するとキリがありません。その多岐にわたる情報を個人情報保護法により、他者の目に触れる所には掲示できない決まりになっています。
日々、変化していく情報を目のつく所ではなく目につかない所で管理しないといけない。すると余計に情報共有が難しくなります。
でも、情報共有することでチームケアが成り立ち、ご利用者のQOLの向上につながることは、介護現場の皆さんはおわかりだと思います。介護現場の永遠のテーマでもある、医療職と介護職の連携や情報共有するには何が必要なのか?「報連相」は相手の言ったことを繰り返して確認しても意味がないのは、なぜなのか?
介護現場あるある事例をつかってグループワークで学びを深めました。
■お申込み受付中
埼玉県が主催する介護職員キャリアアップ研修事業は、対象者は全講座参加費無料です。
埼玉県内に所在する介護保険サービスを提供する施設および事業所の方(経営層、管理者、従業員)はどなたでも受講いただけます。
【介護職員向け】介護スタッフのためのハラスメント対策研修
介護現場で実際に起こり得る具体的なハラスメント事例をもとに、それらの対応について、ワークを交えて学んでいただく実践的研修です。■ 研修内容
介護ハラスメントの予防と対策
事例:最強のゴミ屋敷 -40年間入浴していない独居女性-
コミュニケーションの構造を理解する
介護現場の「報連相」で大切なこと
事例:「プロの看護師を連れてきなさいよ!」 -正義を振りかざすご家族との会話術-
正義を振りかざすご家族の心理とは?
正義を振りかざすご家族との会話術 -バックトラック-
事例:「うちの父がそんなことするわけないでしょ!」-ご家族が親のセクハラ行為を認めてくれない-
ハラスメント対策で大切なこと 他
新刊『介護スタッフのトリセツ』本日発売です!
本書タイトルの『介護スタッフのトリセツ』とは、少し乱暴な表現ですが『介護スタッフの取扱説明書』という意味です。本書では、困った介護スタッフの事例をご紹介しています。介護現場でよく見受けられる困った介護スタッフの心理を『なぜ?知識編』で解説。そして、『やってみよう!実践編』で具体的にどのように対処するのか?解決策をお伝えしています。
■介護スタッフのトリセツ 目次
1章:「私は人見知りなので…」とご利用者をより好みするスタッフ
2章:新しいシステムや規則に従わず「私はやっています!」と権利を主張するスタッフ
3章:気に入らないことがあると「辞めます」と脅しのように言ってくるスタッフ
4章:理事長と息子の間で板挟み⁉家族経営だから諦めるしかない?
5章:「嫌われたくない!」介護スタッフのプロ意識を育てるには、どうしたらいい?
6章:注意・指導すると「それ、パワハラですよね」と言ってくるスタッフ
7章:お互いの意見の対立を価値に変えるWin-Winミーティング
コミュニケーションの弊害となり得る、言語の違いや多用な意見の衝突によってのチームワークやパフォーマンスの低下など、対人関係でおこるさまざまな対策として、本書が一翼になれば幸いです。
■お申込み受付中
出版記念『介護リーダー養成一日集中講座』開催いたします!

「スタッフがリーダーになりたがらない」「リーダーの話をもっていったら辞めると言われた」など、介護スタッフは昇進することに二の足を踏み、「今のままがいい」とリーダーになりたがらないというのは介護現場の定説ではないでしょうか。
介護現場では人手不足が常であり、人材が育ってから役職が就くのではなく、現場で働きながら仕事を覚えていくといったことが求められます。そして、実際に介護リーダーになってから、「リーダーって何をするの?」と言う疑問が生まれます。介護リーダーに就く時、上長から明確な説明を受けないまま、または上長から説明を受けても、介護リーダーに抜擢された時には、「わからないことがわからない」状態です。そもそも、わからないことに二の足を踏むのは当然なのです。
このたび、介護スタッフのトリセツ(産学社)の出版を記念しまして、『介護リーダー養成一日集中講座』を出版記念価格で開催いたします!出版記念価格での開催は今回限りとなります。この機会に是非ご参加ください!